Db2診断ログを開き、「ADM6044E」または「ADM6017E」を検索し、フルになった表スペースを探す。 データベースに接続し、TBSP_UTILIZATION 管理ビューを参照、問題の表スペースのタイプを判別する。
TBSP_TYPE | SMS/DMS |
---|---|
AUTO | 1:自動ストレージ、0:手動ストレージ |
TBSP_CONTENT_TYPE | LARGEスペース/REGULARスペース(ANY) |
確認コマンド
db2 "select substr(tbsp_id,1,10) as tbsp_id, substr(tbsp_name,1,20) as tbsp_name, tbsp_type, tbsp_content_type, tbsp_using_auto_storage, tbsp_total_size_kb, tbsp_total_pages from sysibmadm.tbsp_utilization"
表スペースタイプによって対応方法が以下のように分かれている。
表スペースタイプ | 事象発生時の症状 | 管理通知メッセージ | 対応方法 |
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自動ストレージ表スペース | SQL0289N 表スペース“abc”の新規ページを割り振れません | ADM6044E | a-x) 新しいストレージ・パスの追加 b) ストレージ・パスに指定された領域の拡張 c) 既存データの削除と表の再編成 g) LARGE 表スペースへの変換 (REGULAR スペースの場合) h) MAXSIZE の緩和または除去 |
DMS表スペース | SQL0289N 表スペース””の新規ページを割り振れません | ADM6044E | c) 既存データの削除と表の再編成 d) 新しいコンテナーの追加 e) 既存コンテナーの EXTEND/RESIZE g) LARGE 表スペースへの変換 (REGULAR スペースの場合) h) MAXSIZE の緩和または除去 |
SMS表スペース | SQL0968C ファイルシステムがいっぱいです | ADM6017E | c) 既存データの削除と表の再編成 f) 既存コンテナー (OS の領域) の拡張 |
ALTER TABLESPACE コマンドを用いて既存コンテナーのサイズを変更する。 EXTEND:既存のコンテナーに15MBの領域を追加
db2 “alter tablespace dmstbsp extend (file ‘/work/dsiddms’ 15M)”
RESIZE:既存のコンテナーを150MBに拡張
db2 “alter tablespace dmstbsp resize (file ‘/work/dsiddms’ 150M)”
デバイスを変更する場合
db2 “alter tablespace dmstbsp extend (device ‘/dev/vg/lv’ 16M)”
db2 “alter tablespace dmstbsp resize (device ‘/dev/vg/lv’ 166M)”